被災地における理科支援事業
〜全国大学技術組織連携による「出前おもしろ実験室」プロジェクト〜
出前おもしろ実験室 in 石巻

宮城県石巻市立開北小学校

2012年5月10日(木) 10:45−12:25
3,4年生 141名、教員

実験指導: 鳥取大学技術部職員 7名
東北大学金属材料研究所テクニカルセンター技術職員 4名
大分大学工学部技術部職員 2名
名古屋工業大学技術グループ職員 6名
岡山大学創造工学センター技術支援部門職員 3名
実験方法: はじめに全員を対象に演示実験を実施
その後,12のブースの実験・工作を自由に体験
同時進行で,液体チッソの実験をグループ毎に20分ずつ,全員が体験
実験内容: 1)液体チッソ
2)紙コップロケット
3)空き缶つぶし
4)クロマトでアート
5)電気や音で遊ぼう
6)自走式ロボットで遊ぼう
7)空気のいろいろ
8)紙コップ万華鏡
9)浮沈子
10)ペットボトルで顕微鏡を作ろう
11)放射線を見てみよう
12)新しいエネルギー
13)炎色反応
実験風景:  ( )は担当大学名
はじめの会(全員)

この実験室の説明や注意事項の
お話です. たくさんのメンバー
(右側ズラリ)で出向きました.
演示実験(鳥取大学)

皆の前で大気圧をテーマにした
演示実験です.結構固い一斗缶
がつぶれてしまいました!
新しいエネルギー(名工大)

温度差を利用した発電(左)や
圧力を利用した発電(見えない
けど右下)を体験しています.
ロボットで遊ぼう(大分大学)

玉乗りをしたり,黒い線の上を
なぞって走ったり,かっこいい
ロボットに興味津々.
浮沈子(岡山大学)

一度にたくさんの児童がやって
きて,大わらわ.ペットボトル
を使った工作・実験です.
放射線を見てみよう(鳥取大学)

放射線についての正しい知識を
学び,自然界に元々存在する放
射線を調べる実験です.
空気のいろいろ(大分大学)

入れ物の空気を一生懸命抜いて
います.中のマシュマロはどう
なったかな?
電気や音で遊ぼう(鳥取大学)

磁界を観察中.他にもいろいろ
な電気の実験を体験できます.
 
紙コップ万華鏡(鳥取大学)

紙コップにこのシートをはると
中に虹が見えるよ.一緒に工作
しよう♪
ペットボトルで顕微鏡(岡大)

ペットボトルと小さなガラス玉
を使って顕微鏡が作れます.ど
んな風に見えるのかな?
炎色反応(名古屋工業大学)

燃やすときれいな色がでる金属
があります.この炎は何色かな?
 
クロマトでアート(岡山大学)

サインペンと水を使って紙に模様
を書いています.ペンのインクに
は色々な色が混ざっているよ.
紙コップロケット(東北大学)

うまくいくと空き缶にかぶせた
紙コップが天井まで飛びます.
いざ,挑戦!
会場風景

体育館に14のブースがずらり.
どのブースも大にぎわいです.
次はどこに行こうかな?
空き缶つぶし(東北大学)

大気圧の力で空き缶がつぶれま
す.持参したアルミ缶で1人づつ
体験中.
-196℃の世界(名工大)

銀色のものは液体チッソの保存
や運搬に用いる特別な入れ物
です.何が起こる実験かな?
-196℃の世界(鳥取大学)

液体チッソを机の上にこぼして
います.無色透明な液体だけど
不思議な動き方にびっくり@@
 この小学校の敷地には,震災の被害が大きかった湊第二小学校の仮設校舎があり,校庭などを共同利用している状況でした.
 実験室に参加した児童はとても元気で,歓声を上げながら夢中で実験・工作に取り組んでいました.
 科学の楽しさ,伝わったかな?

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