被災地における理科支援事業
〜全国大学技術組織連携による「出前おもしろ実験室」プロジェクト〜
出前おもしろ実験室 in 石巻

宮城県石巻市立開北小学校

2012年5月10日(木) 13:55−15:30
5,6年生 135名、教員

実験指導: 鳥取大学技術部職員 7名
東北大学金属材料研究所テクニカルセンター技術職員 4名
大分大学工学部技術部職員 2名
名古屋工業大学技術グループ職員 6名
岡山大学創造工学センター技術支援部門職員 3名
実験方法: はじめに全員を対象に演示実験を実施
その後,12のブースの実験・工作を自由に体験
同時進行で,液体チッソの実験をグループ毎に20分ずつ,全員が体験
実験内容: 1)液体チッソ
2)紙コップロケット
3)空き缶つぶし
4)クロマトでアート
5)電気や音で遊ぼう
6)自走式ロボットで遊ぼう
7)空気のいろいろ
8)紙コップ万華鏡
9)浮沈子
10)ペットボトルで顕微鏡を作ろう
11)放射線を見てみよう
12)新しいエネルギー
13)炎色反応

実験風景:  ( )は担当大学名
はじめの会(全員)

参加者全員が集合.この実験室
の説明や注意事項のお話中です
.多数のメンバーが揃いました.
−196℃の世界(鳥取大学)

全員が皮の手袋をはめて実験し
ます.目の前で起こる不思議な
ことに目が離せません!
−196℃の世界(名工大)

大人気の実験なので,全員が体
験できるよう,ブースを2つ用意
しました.
電気や音で遊ぼう(鳥取大学)

箱の上に現れた磁界を観察中で
す.不思議なスピーカーやドキ
ドキする実験も体験できます.
炎色反応(名古屋工業大学)

金属の炎の色を観察中.金属に
よって色が違い,とてもきれい
です♪
空気のいろいろ(大分大学)

身の回りにある空気に関連した
いろいろな実験です.入れ物の
空気を抜いたら,中の風船は?
新しいエネルギー(名工大)

こすり合わせた両手を触れると
ライトがつく!? クリーンエネ
ルギーの実験です.
会場風景

体育館全部が実験室.この写真
では分かりにくいけど、どの
ブースも人だかりでした.
空き缶つぶし(東北大学)

友達がするのを見てどうなるか
分かっていても,自分でやって
みると,やっぱりびっくり!
ペットボトルで顕微鏡(岡大)

細かい工作もするけど,完成
するのが楽しみ!うまく見える
かな?
放射線を見てみよう(鳥取大学)

懐中電灯で照らすと飛行機雲が
見えるよ.放射線の正しい知識
も伝えました.
紙コップロケット(東北大学)

どうやるのかな? アルコールを
使って紙コップを飛ばす実験です
 
紙コップ万華鏡(鳥取大学)

紙コップをカッターで切り抜いた
りしながら工作.光の万華鏡です
 
ロボットで遊ぼう(大分大学)

ロボットが黒を識別して、黒い
線の上だけを走ります.玉乗り
もできるよ.
浮沈子(岡山大学)

持ってきたペットボトルで工作
します.どうやったら中の金魚
が動くのかな?
おわりの会(全員)

楽しかった人!理科がもっと
好きになった人!の問いに
たくさんの手があがりました
先生方を囲んで

 
お世話になりました.
 
 児童のみなさんはとても興味を持って各実験に参加している様子でした. 時折歓声があがる実験もあり、説明の声が届きにくい程、体育館内はにぎやかでした. 実験室を思い切り楽しむ元気な姿に、逆に元気をもらった気がします. 科学が身近にあることや科学が楽しいということが伝わっていると嬉しいです.
Web中継画面(開北小学校体育館-----鳥取大学学長室)

実験室の様子を鳥取大学へWeb中継し,音声と映像を双方向でつなぎました.
鳥取大学側には地元ケーブルテレビが取材に訪れ,後に放送されました.
また,中継映像はリアルタイムで関係大学にビデオ配信されました.

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